Vega-C

ESA | ASI | Avio
打ち上げ日: 2022-07-13 (初号機), 2024以降再開予定

概要

Vega-Cは欧州宇宙機関(ESA)がVegaロケットの後継として開発した小型ロケットである。高度700kmの極軌道へ2.2〜2.3トンのペイロードを打ち上げる能力を有し、小型衛星や地球観測衛星の低軌道(LEO)投入を経済的に実現する。Vegaに比べ全長が約5m延長され、フェアリング容積が2倍に拡大、デュアルローンチやライドシェアミッションに対応する。全長34〜34.8m、直径3.4m、重量210トンである。2022年7月の初打ち上げ(VV21)に成功したが、同年12月のVV22で第2段異常により失敗、ノズル再設計後、2024年以降飛行再開に向けた準備が進められている。[1][2][4]

この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧

構造・機構系1件

機体構造

ペイロードを保護する nose cone で、Vega比2倍の容積を有し、大型衛星や複数衛星同時搭載を可能とする。

推進系4件

ロケットエンジン(第1段)

第1段推進器として使用される大型固体ロケットモーターである。VegaのP80を大型化した設計で、高推力を提供する。

ロケットエンジン(第2段)

第2段推進器である。VV22ミッションでノズル異常が発生し、再設計が実施された。

ロケットエンジン(第3段)

第3段固体ロケットモーターである。中間軌道への加速を担う。

ロケットエンジン(第4段)

第4段液体推進段で、精密軌道投入を実現する。VV21ミッションで最終燃焼まで2時間15分運用された。

熱制御系1件

熱制御ユニット

再突入時の熱負荷管理を担い、スペースデブリを残さず運用終了を実現する。

電源系1件

電力制御ユニット

各段の電力供給と管理を行う。ミッション期間中の安定供給を確保する。

通信系1件

通信機器

地上局とのテレメトリおよび指令通信を担う。打ち上げ監視に使用される。

姿勢・軌道制御系1件

誘導・航法・制御ユニット

飛行経路制御と姿勢制御を担う。固体段中心のロケットで液体第4段により軌道精度を向上させる。