Sentinel-6

NASA | ESA
打ち上げ日: Sentinel-6A: 2020年11月21日、Sentinel-6B: 2025年11月17日

概要

Sentinel-6 Michael Freilichは、NASA(米国航空宇宙局)とESA(欧州宇宙機関)による地球科学衛星ミッションである。[5]本ミッションは1992年のTOPEX/Poseidon衛星に始まる海面観測の継続性を確保し、海面上昇の監視に特化している。[2][5]衛星は海面高度の精密測定を行い、海流の向きや速さ、海水面温度の分布を記録する。[4]また、天気予報や気候モデルに活用される気温と湿度の情報も収集する。[2]本ミッションは2機の衛星で構成され、シリーズとして海面水位、海流、海況の変化を継続的に記録する計画となっている。[2]

この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧

推進系1件

推進ユニット

衛星の軌道維持及び軌道調整を行う。運用期間中に累積する軌道減衰に対応する必要があり、5年半の運用期間を支える。[2]

熱制御系1件

熱管理装置

衛星の各コンポーネントの温度を維持する。宇宙空間の厳しい熱環境下で、搭載機器の正常な動作を確保する。

電源系1件

電力制御ユニット

太陽電池から供給される電力を管理し、搭載機器への電力配分を制御する。バッテリにより地球の陰の部分での運用を支える。

通信系1件

通信機器

地上局との通信を行い、観測データの送信及びコマンド受信を実現する。カナダのInuvik地上局を含む欧州宇宙運用センター(ドイツ)の地上局ネットワークと連携する。[1]

姿勢・軌道制御系1件

姿勢制御ユニット

衛星の姿勢を制御し、観測機器が常に地球を向くようにする。太陽追跡やミッション要求に応じた衛星の向きを維持する。

データ処理系1件

データ処理ユニット

ペイロードから送信されるデータを処理し、地上局へのデータ転送を管理する。衛星の基本的な運用制御も行う。

ペイロード系4件

GNSS受信ユニット

NASAが提供したペイロード。全球衛星測位システムの電波掩蔽観測により、大気の気温と湿度プロファイルを測定する。[5]気候モデルの改善に貢献するデータを提供する。[2]

レーザー反射装置

NASAが提供したペイロード。地上設置の追跡ステーションからのレーザーパルスを反射させることで、衛星の正確な位置を決定するために使用される。[5]

観測機器(水蒸気)

NASAが提供したペイロード。大気中の水蒸気量を測定し、気象予報に活用されるデータを提供する。[5]

観測機器(海面高度)

Copernicus Sentinel-6ミッションの主要ペイロードであり、ESAが開発した。[1]レーダーパルスを地表に向けて発射し、それが衛星に戻るまでの時間を測定することで海面高を算出する。[1]地球の海面の95%に当たる範囲を数cmレベルの高精度で測定し、10日ごとに地図を作成する。[4]