NURI (KSLV-II)

KARI
打ち上げ日: 2021年10月21日(初号機), 2022年6月18日(2号機成功), 2025年11月27日(4回目)

概要

ヌリ(KSLV-II)は韓国航空宇宙研究院(KARI)が開発した人工衛星打ち上げ用の3段式液体燃料ロケットである。1.5トン級の実用衛星を高度600~800kmの地球低軌道に投入することを目的とし、韓国独自の国産技術による完全自立型打ち上げ能力の確立を開発背景とする。[1][2][3][4][5]

この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧

推進系4件

ロケットエンジン(第1段)

第1段に4基搭載され、総推力300トンを発生する75トン級エンジンである。ジェットA(灯油)と液体酸素を推進剤とし、ガスジェネレータサイクルを採用する。[1][3][4]

ロケットエンジン(第2段)

第2段に1基搭載される75トン級エンジンである。第1段エンジンと同じ仕様で、弾道飛行試験に成功した。[2][3]

ロケットエンジン(第3段)

第3段に搭載される7トン級エンジンである。ジェットAと液体酸素を使用し、初号機では燃焼時間不足で失敗したが、2号機以降で軌道投入に成功した。[3][4][5]

推進ユニット

第1段の液体酸素を貯蔵するタンクである。2号機打ち上げ前に水位センサ異常が検出され改修された。[2][5]

熱制御系1件

熱制御ユニット

エンジン燃焼時の熱環境を制御するユニットである。飛行中の温度管理を担う。[3]

電源系1件

電力制御ユニット

各段の電力供給を管理するユニットである。ロケット全体の電力系を支える。[2]

通信系1件

通信機器

打ち上げ後の追跡とテレメトリデータを送信する機器である。ペイロード衛星からの通信確認に使用された。[5]

姿勢・軌道制御系1件

誘導・航法・制御ユニット

ロケットの飛行経路制御と姿勢制御を担うユニットである。軌道投入精度の確認に寄与する。[5]