Mission Extension Vehicle
Northrop Grumman
打ち上げ日: 2019年10月9日(MEV-1)
概要
Mission Extension Vehicle(MEV)は、軌道上衛星サービスにより他の宇宙機の機能寿命を延長する宇宙船である。燃料が尽きた静止衛星にドッキングし、自身の推進システムと姿勢制御機能を提供して運用寿命を5年以上延ばすことを目的とする。2011年にViviSat(US SpaceとAlliant Techsystemsのジョイントベンチャー)が提案し、Northrop Grumman(旧Orbital ATK)が開発した商業衛星サービス宇宙機である。[1][2][3]
この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧
構造・機構系1件
ドッキング機構
クライアント衛星のアポジモーターに挿入して機械的に結合する単純な機械式ドッキングシステムである。複数のクライアント衛星へのサービスを可能とする。[1][2][3]
推進系2件
推進ユニット(軌道維持と運動量管理のための推力ベクトル制御)
軌道維持と運動量管理のための推力ベクトル制御を行う電気推進システムである。[2]
推進ユニット(電気推進を組み合わせたシステム)
化学推進と電気推進を組み合わせたシステムで、クライアント衛星の軌道維持と姿勢制御を担う。大きなデルタV能力を有する。[2][3]
電源系1件
太陽電池パネル
10kWの太陽光発電アレイで宇宙機の電力を供給する。[2]
通信系1件
通信機器
テレメトリ、コマンド、レンジングのためのCバンドアンテナ(2基)である。[2]
姿勢・軌道制御系2件
スタートラッカー
高精度な姿勢決定を行うスターセンサーである。[2]
運動量ホイール
高精度な姿勢制御を行うモーメンタムホイールである。[2]
データ処理系2件
制御・処理ユニット
完全クロスストラップ構成のアビオニクスで、全体制御とデータ処理を担う。[2]
観測機器
レンデブー、近接運用、ドッキングのための統合近接センサー群である。カメラ、レーザーレンジファインダーを含む。[2][3][10]