Long March 5 (長征5号)

CALT | CASC
打ち上げ日: 2016年11月3日(初回)

概要

長征5号は中国運載火箭技術研究院(CALT)が開発した大型打ち上げロケットである。大型人工衛星、有人宇宙ステーションのモジュール、月・惑星探査機、宇宙船などの打ち上げを目的とし、地球低軌道(LEO)最大25t、静止トランスファー軌道(GTO)最大14tの能力を持つ。ミッションに応じて長征5号甲、乙、丙、丁などのヴァリエーションが存在し、中国の将来の有人宇宙飛行と深宇宙探査を担う。[1][4][5]

この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧

構造・機構系1件

機体構造

ペイロードを保護するフェアリングである。全長約20m、直径5.2mの構成を採用する。

推進系5件

ロケットエンジン

20基のブースターエンジンとして使用される液体酸素灯油エンジンである。推力は1基あたり約122tを発生する。

ロケットエンジン(第1段)

コアステージ第1段に2基搭載される液体酸素液体水素エンジンである。推力は1基あたり約50tを発生する。

ロケットエンジン(第2段)

第2段に搭載される液体酸素液体水素エンジンである。再点火が可能で軌道投入を担う。

推進ユニット

ブースター段の液体酸素と灯油を貯蔵するタンクである。直径3.35mの円筒形構造を採用する。

推進ユニット(第1段)

コア第1段の液体酸素と液体水素を貯蔵する大型タンクである。直径5.2mを有する。

通信系1件

通信機器

地上局とのテレメトリデータを送受信する機器である。Sバンドを使用する。

姿勢・軌道制御系1件

誘導・航法・制御ユニット

ロケットの飛行経路を制御する装置である。慣性航法とGPSを統合して使用する。