Ingenuity

NASA | JPL
打ち上げ日: 2020年7月30日

概要

IngenuityはNASAが開発した火星ヘリコプターである。Perseveranceローバーと共に火星へ打ち上げられ、火星の大気圏内での有人制御飛行の可能性を実証することを目的とする。当初は30日間で5回のテスト飛行を予定した技術実証ミッションであったが、72回の飛行を達成し、Perseveranceの空中偵察を支援した。最終飛行は2024年1月18日であり、ミッションは2024年1月25日に完了した。[1][3]

この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧

構造・機構系2件

テール・ローター

メイン・ローターのトルクを相殺するための2枚刃ローターである。ヨー制御を担う。

メイン・ローター

4枚刃のカウンター回転式ローターであり、火星の薄い大気中で揚力を発生させる。直径約1.2mである。

電源系2件

バッテリー

飛行時の電力を供給する。太陽電池から充電され、運用を支える。

太陽電池パドル

太陽光を利用して電力を生成し、バッテリを充電する。火星表面での運用を可能にする。

通信系1件

通信機器

Perseveranceローバーを介して地球へ画像とデータを送信する。

姿勢・軌道制御系3件

レーザー高度計

地表面までの距離を測定し、着陸と高度制御を支援する。

観測機器(姿勢計測)

加速度と角速度を測定し、姿勢制御に用いる。カメラデータと併用される。

観測機器(航法撮影)

地上の特徴を撮影し、位置と速度を自律的に決定する。飛行中の航法を担う。

データ処理系1件

搭載コンピュータ

自律飛行を制御し、センサーデータを処理する。商業用高性能チップを採用している。