Falcon 9

SpaceX
打ち上げ日: 2010年6月(初回)

概要

ファルコン9はSpaceX社が開発した再利用可能なブースターを備えた商業打ち上げロケットである。NASAとの契約に基づきクルードラゴン宇宙船やドラゴン補給船の打ち上げに使用され、低価格と高信頼性で多数の衛星やミッションを支える。2010年6月の初打ち上げ成功以降、性能向上と再利用技術の進化を続け、2026年現在通算600回目の打ち上げを達成している。[1][5]

この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧

構造・機構系1件

機体構造

ペイロードを保護する炭素繊維複合材製のカバーである。再利用可能な分離機構を備える。

推進系4件

ロケットエンジン(第1段)

第1段ブースターに9基搭載される液体燃料ロケットエンジンである。RP-1と液体酸素を推進剤とし、再利用可能な着陸を実現する。

ロケットエンジン(第2段)

第2段に1基搭載される真空最適化エンジンである。軌道投入後の精密制御を担う。

推進ユニット(燃料)

RP-1燃料と液体酸素を貯蔵するアルミニウムリチウム合金製タンクである。再利用ブースターの構造体を兼ねる。

推進ユニット(第2段)

第2段の燃料と酸化剤を収容するタンクである。軌道上での長時間運用を可能とする。

電源系1件

電力制御ユニット

各段の電力供給を担うリチウムイオン電池である。飛行中の電力管理を行う。

通信系1件

通信機器

地上局とのテレメトリおよび指令送受信を行う装置である。Cバンドを使用する。

姿勢・軌道制御系3件

姿勢制御ユニット

第1段および第2段の微細な姿勢制御を行う窒素ガス噴射装置である。再利用フェーズで使用される。

空力制御フィン

第1段再利用時の大気圏再突入で姿勢制御を行うチタン製フィンである。4基配置され、着陸精度を向上させる。

誘導・航法・制御ユニット

飛行経路の計算と制御指令を生成するコンピュータユニットである。再利用着陸の自動化を担う。