Electron

Rocket Lab

概要

ElectronはRocket Labが開発した小型衛星専用ロケットである。200-300kgのペイロードを低軌道(LEO)に投入することを目的とし、CubeSatなどの小型衛星の専用打ち上げを実現する。3Dプリントエンジンとカーボン複合材構造を採用し、高頻度・低コスト打ち上げを可能とする開発背景を持つ。[1][3][5]

この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧

構造・機構系1件

機体構造

ペイロードを保護する上方構造である。飛行中に質量低減のため分離される。[4]

推進系5件

ロケットエンジン(キックステージ)

オプションのキックステージに搭載され、複数燃焼が可能で緑色バイプロペラントを使用する。3Dプリントであり、ペイロードの軌道円化や高度変更を担う。[3]

ロケットエンジン(第1段)

第1段に9基搭載される。電動ポンプ駆動の3Dプリントエンジンであり、リフトオフ推力190kN、ピーク推力224kN、比推力311秒を達成する。[1][3]

ロケットエンジン(第2段)

第2段に1基搭載される。真空最適化ノズルを有し、推力25.8kN、比推力343秒である。[1][4]

推進ユニット(第1段)

LOX / RP-1を収容するカーボン複合材製タンクである。第1段の推進力を支える。[1][6]

推進ユニット(第2段)

第2段に約2000kgのLOX / RP-1を収容するカーボン複合材製である。燃焼時間約5分である。[1][4]

通信系1件

通信機器

テレメトリと航法データを処理する。Rocket Labの標準設計である。[7]

姿勢・軌道制御系1件

誘導・航法・制御ユニット

航法・制御を担う単一タイプのモジュールであり、ファームウェアアップグレード可能である。[7]