ETS-9

JAXA | 三菱電機 | NICT
打ち上げ日: 2026年度以降

概要

技術試験衛星9号機(ETS-9)は、次世代静止通信衛星に必要となるバス技術とミッション技術を実証し、宇宙産業や科学技術基盤の維持・強化を図ることを目的とする。2020年代の国際商用静止衛星市場で競争力のある国産静止通信衛星の実現に向け、全電化バス技術、電源系の大電力軽量化、高排熱技術、通信のフルデジタル化・フレキシブル化・大容量化(Ka帯、光通信10Gbps級など)を軌道上で実証する。[1][2][3][4][5][7][8]

この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧

推進系1件

推進ユニット

衛星バスの全電化を実現する。全電力化バス技術として静止軌道遷移を4か月で完了しサービスイン可能な性能を有する。

熱制御系1件

熱制御ユニット

高排熱技術を担う。電源系大電力化に伴う排熱増加に対応する。

電源系1件

太陽電池パドル

電源系の大電力軽量化を実現する。発生電力25kW以上、供給電力20kW以上を達成する。

通信系3件

チャネライザ

固定ビーム通信サブシステムの主要部である。次世代HTSに向けたKa帯技術として、ビームあたりの周波数帯域を柔軟に変更可能な広帯域チャネライザ技術を実現する。

マルチビーム給電部

固定ビーム通信サブシステムに含まれる。100ビーム級のマルチビーム化に向けた周波数繰り返し利用の実証を行う小型高密度な給電部技術である。

通信機器

地上の光通信ネットワーク用高速デバイスを宇宙空間で使用するための光通信機器である。静止軌道と地上間で上り下り10Gbps級の光衛星通信を実証する。軌道上での動作確認、高速光通信機能確認、レーザ光伝搬データ取得、サイトダイバーシティ実験、補償光学検証を行う。

姿勢・軌道制御系1件

姿勢制御ユニット

光通信の高指向性に対応した厳しい姿勢制御精度を実現する。静止軌道運用を支える。

データ処理系1件

搭載コンピュータ

フルデジタル通信ペイロードのデータ処理を担う。通信のデジタル化・フレキシブル化を支援する。