Delta IV Heavy

ULA

概要

デルタIVヘビーはアメリカのユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)が開発した大型ロケットである。主に国家安全保障関連の偵察衛星や科学探査機の打ち上げを目的とし、2002年に初打ち上げされたデルタIVシリーズの最強構成で、極軌道へ約20tのペイロードを投入可能である。2024年4月10日のNROL-70ミッションが最終打ち上げであり、合計16回のミッションを実施した。[1][2][7]

この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧

構造・機構系1件

機体構造

ペイロードを保護する nose cone構造である。大型衛星に対応した5m径クラスを採用する。

推進系5件

ロケットエンジン(第1段)(主エンジン)

第1段コアブースターに3基装備される液体ロケットエンジンである。液体酸素と液体水素を推進剤とし、高推力を提供する。

ロケットエンジン(第1段)(補助エンジン)

第1段の2基の液体燃料ブースター(コア機体を使用)に各1基装備される。コアと同様のエンジンで初期加速を担う。

ロケットエンジン(第2段)

第2段に1基装備される拡張型エンジンである。液体酸素と液体水素を使用し、軌道投入精度を高める。

ロケットエンジン(補助推進)

デルタIVシリーズでオプションとして使用可能であるが、ヘビー構成では主に液体ブースターを使用する補助推進機構である。

推進ユニット

第1段コアの燃料タンクである。直径約5mの大型構造で液体水素を貯蔵する。

通信系1件

通信機器

地上局とのテレメトリおよび指令通信を担う。Sバンドおよび他の周波数帯を使用する。

姿勢・軌道制御系1件

誘導・航法・制御ユニット

ロケットの飛行経路を制御する装置である。慣性航法システムを基盤とし、リアルタイム修正を行う。