BeiDou (北斗)
CASC
打ち上げ日: 複数(最終衛星: 2020年6月23日)
概要
北斗(BeiDou)は中国が開発した衛星測位システムである。GPS、GLONASS、Galileoに対抗し、全地球をカバーする測位サービスを提供することを目的とする。2000年に北斗一号として中国国内向けの実証実験を開始し、2012年に北斗二号でアジア・太平洋地域サービスを実現、2020年に北斗三号の全55基完成によりグローバルサービスを運用開始した。静止軌道(GEO)、傾斜地球同期軌道(IGSO)、中高度軌道(MEO)を組み合わせ、測位精度10-15m、ショートメッセージ通信などの独自機能を備える。[1][2][9]
この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧
電源系1件
電力制御ユニット
太陽電池パネルとバッテリから供給される電力を管理する。
通信系2件
通信機器(メッセージ通信)
ショートメッセージ送受信と地上局間通信を処理する。
通信機器(測位送信)
衛星から地上受信機へ測位信号を送信する主要アンテナである。
姿勢・軌道制御系1件
姿勢制御ユニット
衛星の姿勢を維持し、アンテナ指向を制御する。
データ処理系1件
データ処理ユニット
測位信号生成と衛星データを処理するオンボードコンピュータである。
ペイロード系3件
観測機器(中軌道測位)
高度約2万kmの中軌道を周回し、グローバル測位信号を送信する。BDS-3世代の主要構成衛星である。
観測機器(傾斜軌道測位)
傾斜角付き地球同期軌道に配置され、アジア太平洋地域の測位精度向上と通信機能を支援する。
観測機器(静止測位)
高度約3万6000kmの静止軌道に配置され、地域強化測位とショートメッセージ機能を担う。