Angara

Khrunichev | Roscosmos
打ち上げ日: 2014年7月9日(アンガラ1.2PP初飛行試験)、2015年12月(アンガラA5初飛行試験)、2020年12月14日(アンガラA5の2度目の打ち上げ成功)[2][5]

概要

アンガラはロシアで開発・運用されている人工衛星打ち上げ用ロケットである。名称はロシアのアンガラ川に由来する。アメリカのEELVと同様に規格化された設計が為され、必要に応じて構成を変えることで3,800から24,500kgの貨物を低軌道に投入できる。これによりコスモス-3M、ツィクロン、ロコット、ゼニット、プロトンなどの打ち上げロケットを置き換えることを目的としている。ソ連崩壊後のロシアで設計された初の環境に優しい打ち上げロケットとして位置付けられる。[1][2][4]

この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧

構造・機構系2件

ペイロード

衛星やダミーペイロードを打ち上げ環境から保護する外部カバー。様々なペイロード質量に対応する設計となっている。[5]

機体構造(上段)(機体構成)

アンガラロケットの主要機体を構成する構造。モジュール式設計により複数のURM-1ユニットを束ねたり上段を追加したりする際の連結を実現する。[3]

推進系7件

ロケットエンジン(上段)

アンガラ-100超重量物打ち上げ機の極低温上段に搭載予定のエンジン。エネルギアのRD-0120エンジンを改良したものである。[1]

ロケットエンジン(各段推進)

アンガラロケット各段に搭載される液体ジェット・エンジン。URM-1およびURM-2モジュールで使用される主要推進機関である。[4]

ロケットエンジン(第1段)

アンガラロケットの第1段として機能するモジュール。液体ジェット・エンジン「RD-191」1機が搭載されている。複数基を束ねることで異なる打ち上げ能力の構成が実現される。[3][4]

ロケットエンジン(第2段)

アンガラロケットの第2段として使用されるモジュール。直径3.6mを有する。アンガラA3やアンガラA5などの構成に共有されて使用される。[2][3]

ロケットエンジン(重打上コア)

アンガラ-100超重量物打ち上げ機のコアに搭載予定のエンジン。1基のRD-180で構成される。[1]

ロケットエンジン(重打上ブースター)

アンガラ-100超重量物打ち上げ機に搭載予定のエンジン。4基のRD-170をブースターとして使用する計画である。[1]

機体構造(上段)(軌道投入)

アンガラロケットの上段として機能するステージ。軌道投入やペイロードの軌道調整を担当する。静止トランスファー軌道ミッション時は5,400kgのペイロード投入能力を持つ。[3][5]

地上系1件

発射装置

プレセツク宇宙基地およびボストチヌイ宇宙基地に設置されたアンガラロケットの打ち上げに必要な地上施設。機体の組立、点検、発射制御などを行う。[2][4]