ALOS-4 (だいち4号)
JAXA
打ち上げ日: 2024年7月1日
概要
先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)は、陸域観測衛星「だいち」(ALOS)および「だいち2号」(ALOS-2)のSAR観測ミッションを引き継ぐ地球観測衛星である。「だいち2号」の高い空間分解能を維持しつつ観測幅を4倍(200km)に拡大し、災害監視、状況把握、火山活動・地盤沈下等の異変早期発見、森林資源管理、地理空間情報整備・更新に寄与する。Lバンド合成開口レーダー(PALSAR-3)を搭載し、船舶自動識別装置(AIS)受信機も備える。[1][2][3][4][5][6][8]
この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧
構造・機構系1件
機体構造
衛星全体の構造を支え、寸法10.0m×20.0m×6.4m、質量約3,000kgを実現する。[4][9]
熱制御系1件
熱制御ユニット
軌道上環境下での熱制御を担う。[4]
電源系1件
太陽電池パネル
展開時に幅約20mとなる太陽光パネルであり、衛星の電力供給を担う。[4][9]
通信系2件
通信機器(直接通信)
直接伝送に用いられ、データ伝送速度1.8/3.6 Gbpsを実現する。[4]
通信機器(衛星間光通信)
光衛星間通信に用いられ、データ伝送速度1.8 Gbpsを実現する。[3][4]
姿勢・軌道制御系1件
姿勢制御ユニット
太陽同期準回帰軌道(高度628km、傾斜角97.9°)を維持するための姿勢制御を行う。[4]
データ処理系1件
データ処理ユニット
レーダー観測データの処理を担う。[1][4]
ペイロード系2件
AIS受信機
高性能型の衛星受信AIS(船舶自動識別装置)であり、合成開口レーダーと協調観測により海洋監視に貢献する。[3][7]
観測機器
Lバンド(1.2GHz帯)合成開口レーダであり、高空間分解能(3m)を維持しつつ観測幅を200kmに拡大する。デジタル・ビーム・フォーミング(DBF)技術を採用し、観測モード(高分解能モード、広域観測モード、スポットライトモード)を切り替えて地殻変動・災害監視を行う。[1][2][3][4][6][9]