あかつき
JAXA(宇宙航空研究機構)
打ち上げ日: 2010年5月21日
概要
あかつきは、金星大気の謎を解明することを目的とした日本の金星探査機です[1]。本探査機は金星大気の3次元的な動きを明らかにし、金星の気象学を確立することを主目的としており[2]、スーパーローテーションと呼ばれる惑星規模の高速風など、従来の気象学では説明不可能な金星の大気現象メカニズム解明を目指しています[6]。あかつきは世界初の惑星気象衛星であり[4]、6台の観測機器を駆使して金星の気象を詳細に観測し、その結果として金星だけでなく様々な惑星に共通する気象現象の理解を深めることが期待されています[1]。
この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧
構造・機構系1件
機体構造
2翼式太陽電池パドルを有する箱形構体で、あかつきの本体を構成する[3]
推進系1件
姿勢制御ユニット
金星周回軌道への投入マヌーバに使用される推進エンジン[6]
電源系1件
太陽電池パネル
2翼式の太陽電池パドルで金星軌道での発生電力は約500W(ミッション終了時)[3]
通信系1件
無線周波数発振器
大気温度構造を観測するための電波発振器で、電波掩蔽観測により大気を通過する電波の屈折を測定する[1][10]
姿勢・軌道制御系1件
誘導・航法・制御ユニット
金星周回楕円軌道での姿勢維持と軌道制御を行うシステム[3]
ペイロード系5件
観測機器
雷放電発光と高層大気発光を観測するカメラ[3]
観測機器(活火山)
低層雲、水蒸気、活火山を観測する赤外線カメラ[3]
観測機器(温度分布)
雲頂の温度分布を観測する中間赤外カメラ[3]
観測機器(紫外線)
雲頂の紫外吸収物質、二酸化硫黄(SO2)を観測する紫外線カメラ[3]
観測機器(黄道光)
低層雲、微量気体、黄道光を観測する赤外線カメラ[3]