Kuaizhou
CASIC | EXPACE
概要
Kuaizhou(快舟)は、中国の小型固体燃料ロケットファミリーである。迅速対応型の軌道投入を目的とし、元々は軍事ペイロード運搬用として開発されたが、現在は商業小衛星打ち上げ市場向けに運用される。KZ-1Aは全長約19.4m、直径1.4m、離陸質量30トンで、500km SSOへ最大250-300kgのペイロードを投入可能である。3段固体燃料+液体燃料第4段(ペイロード上段)を採用し、移動式発射台から24時間以内の準備で打ち上げられる。[1][2][3][5][6]
この宇宙機に搭載されているコンポーネント一覧
構造・機構系1件
機体構造
ペイロードを保護する nose cone である。KZ-11では2.2mまたは2.6m径のものが使用可能である。[1]
推進系4件
ロケットエンジン(上段)
固体燃料モーターである。LEOへペイロードを投入するための上段を構成する。[1][2]
ロケットエンジン(初期推進)
直径1.4mの固体燃料モーターである。離陸質量16.6トンで、燃焼時間65秒、比衝2,352Ns/kgを発生させる。飛行83秒で分離し、高度36kmに達する。[3][6]
ロケットエンジン(液体燃料)
液体燃料モーターであり、衛星システムの一部として機能する。軌道投入精度を向上させる。[2][5][8]
ロケットエンジン(第二推進)
直径1.4mの固体燃料モーターである。質量8,686kgで、燃焼時間62秒、比衝2,810Ns/kgを発生させる。飛行161秒で分離する。[3][6]
姿勢・軌道制御系2件
グリッドフィン(第1段)
第1段に4基装備され、再突入時の姿勢制御を担う。KZ-11で確認される。[4]
姿勢制御ユニット
ペイロードフェアリング上部に位置し、姿勢制御とフェアリング分離を兼ねる。KZ-11の特徴である。[4]
地上系1件
発射装置
車載式TEL車両から打ち上げられる。準備時間2日、10人で運用可能。[1][3]